スタッツギルド

バブルチャートの作成手順

度数をドットの大きさで表す散布図

バブルチャートは、X軸とY軸に加えて、バブルの大きさで度数(件数)など第3の指標を表す散布図です。点が重なりやすいデータでも、どの組み合わせにデータが集中しているかを一目で把握しやすくなるのが利点です。2つの指標の関係を見ながら、件数や規模の違いも同時に比較したい場面で有効です。IBM SPSS STatisticsでは、v27から散布図の機能拡張としてバブルチャートが追加されました。
公開日: 2026-04-16更新日: 2026-04-16

バブルチャートとは

3つの数値を同時に見る

バブルチャートは、横軸縦軸に加えて、点(バブル)の大きさで3つの数値の関係を表したグラフです。例えば、製品カテゴリごとに「平均単価(横軸)」「粗利益率(縦軸)」「売上数量(バブルの大きさ)」のように割り当てると、3つの指標の関係を1枚の図で俯瞰できます。

特に、順序尺度の変数の関係を視覚化する場合に有効です。順序尺度はカテゴリ数が少ないことが多く、散布図を描くと同じ座標に点が重複してしまい、どこに回答が集中しているか(度数の違い)が見えにくくなります。バブルチャートなら、同じ座標に集まった度数をバブルの大きさで表せるため、分布の偏りや関係をより適切に示すことができます。

K-means Concept

上図は、商品満足度(1〜5)と接客満足度(1〜5)の関係を示したバブルチャートです。順序尺度では同じ座標に点が重なりやすく、散布図だけでは各組み合わせの回答数(件数)の違いが分かりにくくなります。バブルチャートなら、バブルの大きさで件数を表せるため、どの組み合わせが多いかを把握しやすく、両者の関係が読み取りやすくなります。

図表ビルダーでの作成手順

グラフ > 図表ビルダー

メニュー選択

  1. 1.「グラフ」メニュー > 「図表ビルダー」を選択します
  2. 2.メッセージが表示される場合は「OK」ボタンをクリックします
  3. 3.「ギャラリ」タブの「散布図/ドット」を選択します
  4. 4.一覧の左上に表示される「散布図」をプレビュー領域へドラッグ&ドロップします
K-means Concept

図表ビルダーでは、プレビュー画面をみながらグラフの選択や変数の指定が可能です。

変数の指定

  1. 5.変数の一覧から「接客満足度」を選択し、プレビュー領域の「Y軸?」にドラッグ&ドロップします
  2. 6.変数の一覧から「商品満足度」を選択し、プレビュー領域の「X軸?」にドラッグ&ドロップします
  3. 7.変数の一覧から「度数」を選択し、プレビュー領域の「サイズを指定しますか?」にドラッグ&ドロップします
K-means Concept

グラフの出力

  1. 8.「OK」ボタンをクリックします

出力されたグラフはダブルクリックして図表エディタを開くことで、フォントや色、参照線の追加などを調整できます。

K-means Concept

まとめ

IBM SPSS Statistics では「グラフ」メニュー >「図表ビルダー」の「散布図/ドット」から、バブルチャートを作成できます。順序尺度のようにカテゴリ数が少なく散布図では点が重なりやすいデータでも、バブルの大きさで度数(件数)を表現することで、どの組み合わせにデータが集中しているかを把握しやすくなります。目的や使い方、用途に応じて、IBM SPSS製品を有効にご活用いただき、課題解決・価値創造にお役立てください。

参考文献

[1]IBM SPSS Statistics Base