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IBM SPSSによるデータ分析、情報活用

SPSSを英語表示で使用する方法

IBM SPSS Statisticsの標準機能
IBM SPSS Statisticsは、日本語表示だけでなく英語などの多言語表示で使用することができます。例えば、分析結果を英語でレポートする場合や、分析手法の名称や出力される統計量の英語表記を調べたい場合などに便利です。
IBM SPSS Statisticsを英語表示で使用するためには、オプションの設定を変更します。この機能は、基本機能の「Base」のみで使用可能であり、特別なライセンスや英語版のSPSS導入などの必要はありません。

1オプション設定の変更

言語タブ

言語設定

  1. IBM SPSS Statisticsを起動します
  2. 「編集」メニュー > 「オプション」を選択します
  3. 「言語」タブを開きます

設定できる言語は2種類あり、出力とユーザーインターフェースにそれぞれ異なる設定が可能です。出力は分析結果の出力やグラフの出力など分析結果の表示に関する設定です。ユーザーインターフェースは、ダイアログボックスやメニューの表示に関する設定です。

言語設定を英語(English)に変更

  1. 「出力」を「English-英語」に変更します
  2. 「ユーザーインターフェース」を「English-英語」に変更します

この例では、両方を英語に変更しました。OKボタンをクリックしてオプション設定画面を閉じると、変更が適用されます。なお、以下のメッセージに示される通り、それまで使用していたダイアログボックスの設定などは一度リセットされます。

2出力への反映

テーブルやグラフなど出力結果

出力の言語設定を変更したことにより、設定変更後に出力したテーブルやグラフの表示が英語に変わります。

ただし、データセットに入力されている変数名や値が自動的に翻訳されるものではありません。例えば、変数名やラベルを日本語で入力している場合は、そのまま日本語で表示されます。英語で表示したい場合は、データセットの変数名やラベルを英語に変更する必要があります。

なお、すでに出力済の結果には言語設定の変更は反映されません。新たに出力する結果にのみ変更が適用されます。

3ユーザーインターフェースへの反映

メニューやダイアログボックス

ユーザーインターフェースへの反映は、メニューやダイアログボックスの表示が英語に変わります。

出力やメニューを英語表示にすることで、分析手法の英語呼称を確認することもできます。例えば、対応のある2群の比較を行うノンパラメトリック検定としてよく利用される、ウィルコクソン符号付順位検定を英語出力で実行すると、Wilcoxon Signed Ranks Test と表示されます。
言語設定の変更は、Windows版/macOS版を問わずに利用可能です。目的や使い方、用途に応じて、IBM SPSS製品を有効にご活用いただき、課題解決・価値創造にお役立てください。

参考文献

  1. IBM_SPSS_Base.pdf

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