生存曲線プロットの軸余白の編集方法 / Statistics
Kaplan-MeierやCox回帰では、生存関数をプロットしますが、デフォルトでは以下のようなグラフとして軸の余白がとられるためプロットされるラインと軸の線が離れてしまいます。また、その他スケールの間隔や背景や枠線の設定などもデフォルトで決定されますので、必要に応じて編集を行う必要があります。
SPSSで作成されるグラフは、グラフ・エディター(図表エディター)を利用することで編集することができます。グラフ・エディターは、対象のグラフをダブルクリックすることで起動されます。
また、グラフ・エディターの任意の場所をダブルクリックすると、プロパティが表示されます。プロパティは、グラフ・エディターでクリックした対象(例えば、軸や背景など)に関する編集機能を提供します。
グラフ・エディターとプロパティを起動して、スケール軸の余白を取り除く手順は以下の通りです。
(1) 対象となるグラフをダブルクリックして、グラフ・エディターを起動します。
(2) グラフ・エディターの軸の任意の数値をダブルクリックします。
(3) 表示されるプロパティの「スケール」タブを開きます。
(4) 「下部の余白」と「上部の余白」の設定がデフォルトで「5」%になっていますので、それぞれを「0」に変更します。
(5) 適用ボタンをクリックして、グラフ・エディターに反映させます。
※適用ボタンを使用しないと編集内容がグラフに反映されません。
(6) 編集が完了したらグラフ・エディターを閉じます。
その他、グラフ・エディターとプロパティの機能を組合わせて編集することで、スケールの表記方法や間隔の調整、フォントサイズやフォントの種類の変更、背景の色の変更やテキストボックスの挿入などを行うことが可能です。
※IBM SPSS StatisticsでKaplan-Meierによる分析を実行するには、Advanced Statisticsのオプションライセンスが必要です。
目的や使い方、用途に応じて、IBM SPSS製品を有効にご活用いただき、課題解決・価値創造にお役立てください。
■ E-Learningコース
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■ IBM SPSS Statistics Base
IBM SPSS Statisticsによるデータ入力、読込み、データ加工、基本統計量の出力、推測統計(仮説検定・信頼区間)、回帰分析、因子分析、クラスター分析、分散分析、グラフ作成、外部ファイルへのエクスポート、拡張機能などを有する基本モジュール
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