SPSSで作成したグラフをExcelなどで編集する方法 / Statistics
■ 必要なソフトウェア
・IBM SPSS Statistics Base V25以降
ここでは、SPSSで作成した以下の積み上げ棒グラフをExcelで編集できるように、Microsoft Office グラフィックス オブジェクトとしてコピーします。
■ Microsoft Office グラフィックス オブジェクトとしてコピーする手順
(1) SPSSで作成したグラフを右クリックして「名前を指定してコピー] > [Microsoft Office グラフィックス オブジェクト]を選択します。
SPSS側で行うグラフのコピーは単純なコピーではなく、必ず名前を指定してコピーを行って、Microsoft Office グラフィックス オブジェクトとしてコピーしなければなりません。コピーが終わったら、貼り付け先のMicrosoft Office製品を起動します。この例では、Excelに貼り付けます。
(2)「ホーム」タブの「貼り付け」ボタンのすぐ下にある▼ボタンをクリックして、「形式を選択して貼り付け」を選択します。
(3) 表示される「形式を選択して貼り付け」ダイアログボックスで、「Microsoft Office 描画オブジェクト」を選択します。
Excelにグラフが貼り付けられます。このときのグラフは、Excelで編集ができる形式になっています。
Excelのグラフツールを使用して、色やデザインの変更、軸や軸ラベルの修正、ラベルの追加、グラフの種類の変更、レイアウトの変更など自由に編集が可能になります。普段使い慣れたソフトを使用することで、グラフ編集の時間短縮や効率化が図れる可能性があり、おすすめの使い方の1つです。
このように、SPSSで作成したグラフを、Microsoft Office グラフィックス オブジェクトとしてコピー&貼付けを行うことで、ExcelをはじめとするMicrosoft Office製品で、グラフのレイアウトやデザインの編集を行うことができます。この例では、Excelを用いましたが、PowerPointやWordなどの他のOffice製品でも同様に編集を行うことが可能です。便利な機能でありながら、大変簡単な操作でお使いいただけますので、ぜひご活用いただき、よろしければ周囲でSPSSを利用している方にもお伝えいただければと存じます。
目的や使い方、用途に応じて、IBM SPSS製品を有効にご活用いただき、課題解決・価値創造にお役立てください。
■ IBM SPSS Statistics Base
IBM SPSS Statisticsによるデータ入力、読込み、データ加工、基本統計量の出力、推測統計(仮説検定・信頼区間)、回帰分析、因子分析、クラスター分析、分散分析、グラフ作成、外部ファイルへのエクスポート、拡張機能などを有する基本モジュール
https://www.stats-guild.com/ibm-spss
■ E-Learningコース
SPSSによる統計解析を学習するための ハンズオン形式のE-Learningコース(Textbook付属)
https://www.stats-guild.com/spss-e-learning-textbook
■ SPSS講習会 SPSS Learning Room(講習会+E-Learning+QA)
https://www.stats-guild.com/l-room