SPSS Statistics v29.0.1

Mac OS Ventura 13.0に対応

IBM SPSS Statistics 29.0.1

  • Windows 11対応
  • Mac OS対応
  • 初年度12か月保守付き
  • ダウンロード/DVD

最新のSPSS v29.0.1 を購入する

IBM SPSS Statistics 最新版
v29.0.1 リリース

2023年4月18日ダウンロード開始
SPSS version 29.0.1
無償バージョンアップ対象

2023年4月18日より、IBM SPSS Statistics リビジョンアップ版「29.0.1」が利用可能になりました。PA(パスポート・アドバンテージ)オンラインよりダウンロードでき、年間保守契約が有効なお客様は無償でバージョンアップできます。

SPSS v29.0.1の新機能

v29.0.1では、生存分析や回帰分析、ROC分析など従来の機能拡張のほか、データの要約が自動的に行われるOverview機能などが追加され、より使いやすくなりました。さらに、Mac OS Ventura 13.0が動作環境に追加されました。その他、既存のデータ処理・統計解析機能に加え、以下の追加・拡張が行われています。(過去3世代のSPSSバージョンアップの変遷

SPSS 29.0.1Advanced Statistics オプション

Parametric Shared Frailty Models(PSFM)

共有リスクを考慮した生存分析に対応

分析 > 生存分析 > パラメトリック共有フレイルティー・モデル


Parametric Shared Frailty Models, PSFM(パラメトリック共有フレイルティモデル)は、グループ間で共通の未知の脆弱性因子(フレイルティ)を考慮した生存時間解析手法です。この手法は、グループ内の観測個体が共通のリスク要因を共有している場合に適用されます。PSFMは、観測データに潜在的な異質性を取り込むことで、より正確な推定を提供し、グループ間の相関を評価できます。また、フレイルティの分布をパラメトリック(具体的な関数形を仮定)にモデル化することで、推定の効率性が向上します。PSFMは、医療研究や信頼性工学など、さまざまな分野で用いられています。

SURVREG RECURRENT incorporates a shared frailty term into a parametric survival model. It is treated as a random component to account for an unobserved effect due to individual or group level variability. The new procedure compliments the Survival AFT procedure in SPSS Statistics 29.

SPSS 29.0.1Base

データセットの要約がより便利により速く

変数を自動的に要約

データファイル(.sav)の概要タブ


SPSSのデータセットのタブに概要タブが追加され、分析を実行しなくても数値やグラフによる要約が行われるようになりました。また各パネルから度数分布表や欠損値分析のダイアログに直接アクセスしてより詳細を出力することも可能です。この新機能により、データの特徴を素早く把握することができるようになり、時間短縮につながります。

The Data Editor’s Overview tab provides visual and statistical summaries of your dataset and each variable in it, to help you quickly turn data into knowledge.

SPSS 29.0.1Base

Youden’s Index

ROC分析による最適なカットオフ値の決定

分析 > 分類 > ROC曲線


従来のバージョンでは、ROC曲線によるカットオフ値の選択が主観的で、感度と特異度の最適なバランスが見つけにくくなることで、誤分類のリスクが高まり、モデルの実用性が低下する可能性がありました。新機能のYouden Indexの追加によりROC分析で分類器の最適なカットオフ値を客観的に決定できるようになりました。これにより、感度と特異度のバランスが最も良いポイントが明確になり、診断や予測モデルの性能評価が容易になります。

Youden’s index is a summary measure of a receiver operating characteristic (ROC) curve. It is defined by Sensitivity – (1 – Specificity) and could be used as a single statistic to capture the performance of a dichotomous diagnostic test. Sensitivity referring to the percentage of true positives, Specificity referring to the percentage of true negatives.

SPSS 29.0.1Base

Regression Analysis

線型回帰をより使いやすく

分析 > > 線型

回帰分析の情報量基準

従来のバージョンではシンタックスで対応していた、Selection criteriaとしてAICなどの出力が簡単にできるようになりました。また、多重共線性を回避するための許容度の設定が追加され、許容基準を満たす変数が回帰式に残るようになりました。

SPSS 29.0.1Base

table layout

テーブルのレイアウトをより簡単に修正

出力ビューア

SPSSテーブル編集の機能

「出力の変更」サブメニューにより、テーブルの編集がより簡単に行えるようになりました。例えば、列の非表示や並べ替え、セルの強調表示に対応します。

SPSS 29.0.1

Other Extensions

その他の機能拡張

パーセンタイル

探索的分析の機能にパーセンタイルが追加されました。また、混合モデルのエクスポート機能が追加されています。生存分析では新しく複数の時間依存の共変量が指定できるようになりました。

New percentiles UI provides an easily accessible dialog for percentiles (through Analyze>Descriptive Statistics>Percentiles), offering the full range of available options. From the menu, customers can select Analyze>Descriptive Statistics>Percentiles.
Users can save Empirical Best Linear Unbiased Predictions (EBLUPs) for
random effects in mixed models to datasets or external files.
Computation of multiple time-dependent covariates in the Cox Regression
dialogs is now supported.

価格について

このバージョンアップによるSPSSライセンス価格に変更はございません。2023年4月19日以降の新規購入は最新バージョン「29.0.1」での納品となる予定です。詳細は、WEBお見積りフォームよりお気軽にお問合せください。

動作環境について

v29.0.1では、多くのユーザーの皆様からご要望をいただいておりましたMac OS Ventura 13.0が動作環境に追加されました。動作環境の詳細は、IBM Software Product Compatibility Reportsでご確認ください。

バージョンアップについて

IBM SPSS Statistics をご購入済みで、PA(パスポート・アドバンテージ)による保守サービスが有効なお客様は、追加の費用をご負担いただくことなく無料でv29.0.1にアップグレードできます。弊社よりご購入いただいているお客様へは、順次バージョンアップ手順をご案内させていただきます。保守サービスの有無や期限、保守サービスへの再加入などについては、弊社担当営業またはご購入元の販売代理店にお問合せください。

お問合せ

SPSS製品のご購入・ご導入についてご不明な点等につきましてはお気軽にご相談ください。

スタッツギルド株式会社
SPSSセールス&マーケティング部

info@stats-guild.com
047-711-0427 (平日 9:00-17:00)

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