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多重クロス集計表の小計カテゴリの追加 / Statistics

公開日:  最終更新日:2017/05/09   SPSS TIPS Statistics 

IBM SPSS Statisticsでは、データ分析において基本的で頻繁に利用されるクロス集計の機能を持っていますが、さらにCustom Tablesオプションを利用することで、複数の変数や多重回答(複数回答/MA)に基づいた多重クロス集計表を作成することができます。この機能によって特定の変数でサブグループに分割したり、多数の変数を並べた集計表を作成したりするより柔軟な集計に対応します。

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例えば、上記のクロス集計表は、婚姻状況と勤続期間の2つの変数を行、仕事に対する満足度(5段階評価)を列に配置して、それぞれの度数と行パーセンテージを表示しています。行変数が1つであればIBM SPSS Statistics Baseのみで作成可能ですが、複数変数を用いるこの表はCustom Tablesオプションがあると便利です。(※Custom Tablesオプションがない場合は、個別のクロス集計表を作成してExcelに張り付けて結合する方法などがありますが手順がやや煩雑になります)

IBM SPSS Custom Tablesオプションでは、さらにカテゴリの結合などによるカスタマイズが可能です。よくある使用例の1つとして、5段階評価の変数について、以下のような小計を追加します。

「1 非常に不満」+「2 やや不満」⇒ 「1+2 不満層」
「4 やや満足」+「5 非常に満足」⇒ 「4+5 満足層」

このようなグループ化は、「変換」メニューに含まれる「値の再割り当て」機能で実現することができますが、データ加工で変数の値そのものを置換してしまうのではなく、グループ化する前の情報とグループ化した後の情報の両方を以下のように集計したい場合もあります。

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この集計表では、グループ化前の値(1~5)とグループ化後の値(1+2、4+5)が両方表示されています。行パーセンテージの合計はあくまでもグループ化前の値(1~5)に基づいており、グループ化後の値(1+2、4+5)は小計として表示されているだけです。このような任意のカテゴリをグループ化した小計カテゴリを含む集計表を作成するためには、カスタムテーブルのメニューを利用して以下のように設定を進めます。

(1)「分析」>「カスタムテーブル」>「カスタムテーブル」メニューを選択します。
※「カスタムテーブル」メニューの使用にはCustom Tablesのライセンス認証が必要です
※表示されるメッセージボックスは「OK」ボタンをクリックして進めます

(2) 任意の変数を選択して「行」と「列」の領域にドラッグして指定します。

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(3) 列の変数を選択して「カテゴリと合計」ボタンをクリックします。

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この設定画面では、カテゴリの表示順番の修正や、合計や小計の追加、カテゴリの計算を追加することができます。この例では、「1 非常に不満」と「2 やや不満」の2つを合計する小計の式を追加する手順を確認します。

(4)「小計と計算対象カテゴリ」の「カテゴリを追加」ボタンをクリックします。
(5)「計算対象カテゴリのラベル」に任意の小計名として「1+2 不満層」と入力します。
(6)「カテゴリ」の一覧から「非常に不満(1)」を「計算対象カテゴリの式」に追加します。
(7)「演算子」から「+」ボタンをクリックします。
(8)「カテゴリ」の一覧から「やや不満(2)」を「計算対象カテゴリの式」に追加します。

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(9)「続行」ボタンをクリックします。

「1+2 不満層」の新カテゴリが追加されます。表示するカテゴリの順番は、カテゴリ値の一覧の右側に表示されているボタンを使用することで入替可能です。

(10)「適用」ボタンをクリックします。

下記のように、小計カテゴリを含んだクロス集計表のレイアウトに変更されます。

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同様の手順で「4+5 満足層」にも小計カテゴリを追加します。さらに、合計列の追加、要約統計量としてパーセンテージの出力や表示方向の変更などの設定を完了すると以下のようなダイアログボックスの指定になります。

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以上の設定で出力される多重クロス集計表に、フォントや背景色の指定などを行ったテーブルは以下のイメージです。

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※この機能は、IBM SPSS StatisticsのCustom Tablesオプションを使用しています。

目的や使い方、用途に応じて、IBM SPSS製品を有効にご活用いただき、課題解決・価値創造にお役立てください。

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■ 支援サービス:受託データ分析
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■ Textbook
IBM SPSS Statisticsによる統計解析【入門編C】カスタムテーブルによる集計

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