1単純集計の実行方法
質的変数による1変量の要約
質的変数(名義尺度や順序尺度)の要約では、度数分布表を用いて単純集計とグラフを出力します。
メニューの選択
- 「分析」>「記述統計」>「度数分布表」メニューを選択します。

度数分布表の設定
- 「変数」に質的変数(この例では、smoke)を移動します。

変数ボックスに指定した変数の度数分布表が出力されます。変数の種類は、名義尺度、順序尺度、スケールのいずれも指定可能です。
図表ボタンから、グラフの指定が可能です。デフォルトは、なしが選択されているため、グラフは出力されませんが、棒グラフ、円グラフ、ヒストグラムの3種類から選択できます。
グラフ出力の設定
- 「図表」ボタンをクリックします。
- 「グラフの種類」から「棒グラフ」を選択します。

質的変数の1変量の要約では、棒グラフまたは円グラフが用いられます。どちらのグラフを使用するかは、目的によりますが、カテゴリの数が多くなると円グラフより棒グラフのほうが、棒の髙さによって比較がしやすくなります。
また、選択したグラフに表示する図表の値として、度数とパーセンテージのいずれかの選択が可能です。
分析の実行
- 「OK」ボタンをクリックします。
以上の手順で、度数分布表と棒グラフが出力されます。度数分布表のテーブルをみると、「smoke(喫煙の有無)」について、なしが115人(60.8%)、ありが74人(39.2%)であることがわかります。

度数分布表のパーセントは欠損値を含めたパーセント、有効パーセントは欠損値を除外したパーセントです。どちらの値を用いて解釈するかは、分析者の目的に合わせて決定します。また、累積パーセントは、有効パーセントを累積させたパーセンテージですが、順序尺度以上の変数で用いますので、カテゴリに順序関係がない名義尺度では意味を持ちません。
このように、質的変数の要約では、度数分布表とグラフを用いて、各カテゴリの構成比や傾向を確認することができます。なお、バージョン29.0.1からデータセットに概要タブが追加され、分析を実行しなくても変数の要約を行うことができるようになりました。各パネルから、度数分布表のダイアログに直接アクセスすることができ、結果の出力も可能です。
参考文献
- IBM_SPSS_Statistics_Base.pdf
